日本難病看護学会の難病看護師制度で、難病看護師の認定を申請したい場合は、申請の条件を満たしているか事前に確認します。
申請のためには、日本国の看護師の免許を持っていて、日本難病看護学会正会員であることが必要です。
また、難病看護や難病保健領域での実践活動経験があることも条件です。
罰則を受けたことがある人は資格に叶っていません。
資格審査に合格し、日本難病看護学会の認定研修を受け、修了試験に合格すると、難病看護師として認定されます。
認定申請の際には申請書のフォームから申請し、実践報告書もWeb上で送ります。
その後履歴書、免許証の写し、推薦状を郵送します。
推薦状は所属機関の長などに書いてもらいます。
申請資格が審査され認めらてから、研修会受講料20,000 円と修了試験受験料及び登録料として10,000 円の合計30,000 円を振り込みます。
振り込みが確認完了すると研修会の受講ができます。
研修会のテキストは、「ナーシング・アプローチ 難病看護の基礎と実践―すべての看護の原点(桐書房 )」で、資格申請の際に購入希望にチェックを入れるとテキストを購入できます。
研修会の内容は、人権と倫理や難病とは何かなどについて考える「基礎科目」、症状と障がいや治療などについて学ぶ「疾病と治療の理解」、フィジカルアセスメントや日常生活の援助と医療処置について学ぶ「看護実践」、そして難病の地域アセスメントや地域ケアシステムの構築について考える「難病の地域保健」から成っています。